レリゴー?選抜高校野球2015開会式の入場行進曲に似合わない3つの理由
こんにちは、mihoです。
3月21日開幕、第87回選抜高校野球大会の開会式の入場行進曲が、アナと雪の女王でおなじみ「Let It Go~ありのままで~」で決定しました!
確かに2014年大ヒットした曲ですが、行進曲としてはどうなの?って思うのは私だけでしょうか?(笑)
▼なぜ行進曲に「レリゴー」?
幼いころから楽器をおもちゃにして育ち、ドラム歴10年以上・中高吹奏楽部の私から一言物申す(笑)
行進曲っていうのはよく聞くマーチのこと。
みんなの歩行速度を揃えて行進をするために演奏される曲のことなんです。
基本は人の歩調に合わせるために、2/4拍子か2/2拍子の曲で、BPM(曲のテンポね、メトロノームに表示してある数字のことです)は120前後がマーチの基本。
じゃー今回入場行進曲に選ばれた「レリゴー」はどうなんでしょうって話です。
『アナと雪の女王』松たか子が歌う本編クリップ映像 - YouTube
▼まずは拍子から。
「レリゴー」は4/4拍子の曲です。
さらっと聞いてしまうと4/4拍子も2/4拍子も2/2拍子もあまり違いは感じないかもしれませんが、やはり曲の切れ目が違うので2/4拍子や2/2拍子のようなテンポ良さに劣ります。
また「レリゴー」は、曲調もマーチのような細切れの音符(八分音符や十六部音符)が主旋律に少なく、伸びのある音符が多いです。(伴奏は細かいんですけどね)
特にサビに近づくと伸びに伸びます(笑)
だからこそ誰もが気持ちよく歌える歌なんですけどね。
主旋律が伸びる曲調だと、どうしてももったりした印象になっちゃいます。
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▼次はテンポ。
この「レリゴー」
実はテンポは意外と速いんですよね。
BPM137です。
行進曲(マーチ)の基本はBPM120前後ですから、合格どころかちょっと早いくらい。
でもちょっと待った!(笑)
先ほども言ったように、主旋律が伸びる曲調なのでどうしても聞く側からすると
本当はBPM137なのに、半分のテンポ・BPM70前後に聞こえてしまい行進には不向きと言えます。
▼まぁ編集されることとは思いますが・・・。
えらい否定的な事ばかりを並べましたが、どんな曲でも行進曲にする裏ワザがあります。
答えは簡単。
メロディー(主旋律)はそのままで、伴奏を変えてしまうんですよね。
私は吹奏楽部(パートは打楽器、マーチなら小太鼓とか大太鼓担当ですね)にいたので運動会や高校野球の予選なんかでマーチを演奏していました。
そしてどうしても「この曲がいい」「俺がバッターの時はこの曲をお願いするよ」と無茶振りされがち。
そんなときは基本的にリズムを刻む打楽器パートと、金管楽器の低音パートが単調なテンポを(拍子そのままのリズム)刻んであげることによってそのリズムが行進をする人に聞こえやすくなり、足並みが揃いやすく歩きやすい曲に変わるんですね。
今回入場行進曲に選ばれた「レリゴー」も、こんな感じで編集してくると思います(笑)
▼松たか子のレリゴーか?はたまたMayJのレリゴーか?
アナ雪旋風に完全に乗り遅れている私からしたらどっちでもよいのですが(笑)
第87回選抜高校野球大会(3月21日開幕、甲子園)の開会式の入場行進曲が、昨年大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」の劇中歌「Let It Go~ありのままで~」に決定した。この日、大阪市内で行われた選抜運営委員会で決まった。
2014年を代表する曲の採用が決まり、ウォルト・ディズニー・ジャパン社は「この曲が、今回のセンバツに出る選手や大会に携わる人たちにとっ て、一生の思い出になるのであれば大変光栄です。この曲に合わせて、選手のみなさんが入場行進する姿を見るのを楽しみにしています」とコメントした。
引用:http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/f-bb-tp3-20150115-1421849.html
記事をよく読んでみると、「アナと雪の女王」の劇中歌と書いてあるので、主人公エルサの吹き替えをした松たか子さんのレリゴーではないかと私は予想しています(笑)
実際はどうなんでしょうね?
▼まとめ
選抜高校野球の入場行進曲、2014年に大ヒットした曲を選ぶんなら妖怪ウォッチの「ゲラゲラポー~♪」の方がテンポが良くて歩きやすいんじゃないの?なんて思ったmihoでした(笑)
キング・クリームソーダ / ゲラゲラポーのうた - YouTube